ブロックチェーンはいろいろな分野で期待されている技術ですから、『自分も使えるようになりたい!』と考える人も多いのではないでしょうか。しかし、まだ新しい技術であるためか、教えてくれるところが意外と少ない、というのが実情です。
しかし、エンジニアやプログラマー系の採用募集をみてみると、ブロックチェーンを扱える技術者を募集している企業は増えてきています。需要はあるのに、供給は追いついていない…ということでしょうか。
だったら、よけいに早く習得したい!と思いますよね?大丈夫、学べるところもほんの少しですが、ありました。2016年4月に『ブロックチェーン推進協会』という団体が発足しています。ブロックチェーン技術を本格的に研究開発、推進を狙いとした団体です。
様々な分野の企業がこの団体に名を連ねています。老舗の銀行や証券会社の名もありますが、IT関連の新興企業が多いようです。ビットコインの取引所の名前もあります。この団体が、『ブロックチェーン大学』という口座を開いています。主にエンジニアが対象ですが、非エンジニアにも基礎から教えてくれるコースも用意されています。
ただし、対象者がブロックチェーンの導入を考えている金融機関・企業・団体の担当者となっているので、個人での参加は難しいかもしれません。協会に参加している企業は授業料が少し割引になるようです。
企業に所属していなければ習うチャンスはないのか…。いえ、がっかりする必要はありません。オンラインで学べるところがありました。『DMMオンラインサロン』の中に『即戦力ブロックチェーン技術者養成道場』という通信講座がありました。
すでに日本を代表するブロックチェーン技術者として活躍しており、書籍も多数の著作も発表している男性が主催しています。経済産業省『ブロックチェーン検討会』の委員もつとめているようです。
参加するには、まずDMMオンラインサロンで入会の申請をします。次にFacebookのアカウントを取得しFacebookグループに参加します。Facebookを利用していないと参加できないので、Facebookのアカウントは必ず取得しましょう。
SNSはどうも抵抗があるんだよな…。という人で、ある程度エンジニアやプログラマとして実績のある人なら、書籍で勉強するという手もあります。しかし、孤独な作業になりますし、続けるのが難しいことも考えられます。実際の現場に即した技術が身に付くかも疑問です。
学生で、エンジニア志望であれば、インターンかアルバイトとして関連企業で働くという選択肢もあります。『ブロックチェーン プログラミング』で検索すると人材を募集している会社が出てくるので、思い切って応募してみてはどうでしょうか。また、不定期で講座を開く企業もあります。こまめにチェックしておきましょう。
現在のブロックチェーンはインターネットの黎明期によく似ているといわれています。インターネットも最初はどんなものか理解されていませんでしたが、20年ほどで、なくてはならない技術になりました。ブロックチェーンも日本ではまだ目立った成果は出ていませんし、実用化には超えなくてはならない障害もあります。
あせらずに少しづつ知識と技術を積み重ねていけば、数年後には日本でも有数の技術者になれるかもしれません。少しでも興味があるなら、自分の手に届く範囲で少しづつ勉強してみてはどうでしょうか?