仮想通貨はビットコインだけではありません。ビットコインが発明された後、次々と新しい仮想通貨が開発され、現在では600種類以上あるといわれています。仮想通貨のランキングサイトもたくさんあります。
現在人気のあるコインをまとめてみました。
ビットコイン
仮想通貨の代名詞とでもいうべき、不動の人気をほこる仮想通貨です。2009年から運用がはじまりました。分散型台帳(ブロックチェーン)での運用など、多くの仮想通貨の基本となる技術はビットコインから発展していきました。
イーサリアム(イーサ)
正確にいうと、イーサリアム自体は仮想通貨ではなく、今までにない新しいタイプのインターネット技術を開発するためのプロジェクトの名前です。そのプロジェクトの提供するサービスで使用されるのが、イーサです。ビットコインに告ぐ人気があります。
リップル
国際決済のための分散型台帳リップルネットワークの利用料として使用するために開発された仮想通貨です。リップルネットワークは日本の大手銀行が新たな国際送金の手段として実証実験を行うなど、注目の集まっている技術です。
ライトコイン
ビットコインの技術を元にして開発された仮想通貨はアルトコインと呼ばれています。アルトコインの中でも、初期に開発されたコインです。
ダッシュ
匿名性の高い仮想通貨です。流通が始まった2014年時点ではダークコインという名称でしたが、翌年にダッシュと解明されました。匿名性が高いことから、犯罪に利用される危険性が指摘されています。
モネロ
こちらも匿名性の高い仮想通貨です。発行量に上限がありません。
ピアコイン
アルトコインの一つ。最低30日間保有していなければ、マイニングの権利が与えられないという特徴があります。
ドージコイン
アメリカで開発された仮想通貨ですが、マークに柴犬が採用されています。英語でDogeと表記しますが、読み方はドーズ、ドッグなど人それぞれです。
資金不足でオリンピックに出られないアスリートの寄付に利用されたり、ケニアに井戸を掘るための資金あつめに利用されるなど、ユニークな使われ方をすることが多いようです。一時期は『to the moon(月に届く)』といわれるほど高騰しました。
モナーコイン
日本のインターネット掲示板、2ちゃんねるのソフトウェア版で開発された仮想通貨です。名前の由来は、ASCII Art(テキストをならべてつくる絵のこと)のモナーです。
ニコニコ動画などで面白い動画をあげた作者に『いいね!』の意味で投げ銭をするために使われます。他にも、要らなくなったものとモナーコインを交換できる『モナオク』というサービスでも利用することができます。
送金や決済など、国際的に使われるものからネット上の限られたコミュニティの中で利用されるものなど、仮想通貨によって様々な利用法があることがおわかりいただけたかと思います。大手銀行も仮想通貨の参入を発表しています。
仮想通貨が現金やカードにとって変わる日も近いのかもしれません。